アメリカTV局CBS記者によるインタビュー中、セシリア夫人との離婚に関する質問にブチ切れて席を立ってしまいました。
→レクスプレス誌の記事はこちら(短い映像あり)
→28日に放映された、問題のCBSの番組、”60 minutes”の映像はこちら
二つの映像と記事を総合すると以下のようなやり取りだった模様。
インタビューは、セシリア夫人との離婚が発表される二週間前にエリゼ宮で収録されたもの。インタビュアーはCBS記者レスリー・ストール氏。有名番組”60 Minutes”のサルコジ特集「アメリカ人・サルコ」の中でのインタビュー。
インタビューが始まる前から明らかに苛立っているサルコ。「私は忙しいんだ。大事な仕事もある。・・・怒ってなんかいない。忙しんだよ。なんて馬鹿なんだ!」とインタビューを許可した報道担当官を罵る。
ストール氏は何とかなだめて質問を始めるものの、映像終盤の「毎日あなたの奥さんについて話題になっているようですが、どうなっているんでしょうか?」との質問で地雷を踏んでしまった。
「セシリアについて何か言うことがあったとしても、こんなところで言うわけないでしょう?」とキレ気味に答えるサルコ。
しかしストール氏は、「でも大きなミステリーですよ。みんな知りたがってます。今日のブリーフィングでのあなたの秘書官でさえそうでした。ノーコメントですか?」と追い打ち。
サルコは目を見開いて(笑)マジギレ。「どう見てもノーコメントです。ほんとうにありがとうございました」と言いながらマイクを外し始め、インタビューを強制終了。その際、「おまえはほんとに子供だな。まったく!」とも言っています。「何がいけなかったの?」と怪訝な様子のストール氏に対して「頑張ってください。ではさよなら。ありがとう!」と言いながら去るサルコ。
先頃リスボンで行われたEU首脳会議の際にも、離婚について質問してきたルモンド紙の記者を怒って追い払っていた模様。
アメリカ嫌いの多いフランス人にはウケがいいんだろうけど、一方で「またサルコがやっちゃったよ」と思ってるフランス人も少なくないはず・・・。
従来から「フランスの政治や経済はもっと英米流にすべき!」と主張してきたサルコは、自他共に認める親米派。しかし私生活に関する質問には我慢ならなかったようです。
また何かやってくれないかなぁ(笑)。