2007年12月10日

続・英国旗変更問題

 ああ、ついにイギリス「高級紙」の記事に2ちゃんねるのAAがデカデカと・・・。

 英国旗変更問題自体にはあまり興味がなかったのですが、2ちゃんねるで作成されたデザイン案がデイリー・テレグラフ紙に取り上げられた件では大笑いしました。好きな英国旗を選ぶ投票もやっています。

 ・英国旗「ユニオン・ジャック」がウェールズ国旗を組み入れたデザインに変更か(痛いニュース様)
 ・イギリス人「JAPが国旗の解決案を提示してきやがった!」 ねらーの送ったデザインが掲載される(へいわぼけ様)
 ・自分の好きな英国旗デザインを選ぶ投票所(デイリー・テレグラフ紙)
 (↑4chで「グレンラガンの旗に投票しよう」と呼びかけられてから14番目の旗が超人気)

 しかし、その後掲載されたデイリー・テレグラフ紙の12月6日の記事↓はあまり話題になっていないように思えます。

 ・「英国旗にバスター・ブラッドヴェッセルを、と日本人は望んでいる」(デイリー・テレグラフ紙)

 この酷い(笑)記事をご紹介。

 執筆した記者が参照した2ちゃんねるのスレッドがどれなのかはわかりませんが、明らかにこの記者は2ちゃんねるについての知識が欠けており、書き込みの意図や文脈を誤解しているように思われます。いやだって最後のAAはオプーナでしょう?(激しく笑ったけど) Good Jobもブラッドヴェッセルも英国旗の案として書き込まれたのかどうか・・・。国旗案として書き込まれたとしても、それを記事にしてしまうとは・・・。


〜以下、訳。

英国旗にバスター・ブラッドヴェッセルを、と日本人は望んでいる
Julian Ryall(東京)

 日本はその芸術的才能をユニオン・ジャックの変更問題に集中させており、稚内から那覇市までの人々が、現在の英国旗にウェールズのドラゴンを加えるべきか、という問題についてのネット上の激しい議論に参加してきている。

 有名な[英国旗の]赤と白と青の三つの連合王国構成メンバーは日本でもよく知られており、シンボルとして尊重されているものの、ウェールズのドラゴンについてはほとんど知られていない。

<画像省略> ネギ+英国旗

 しかし、非常に人気のあるネットワーキングウェブサイト、2ちゃんねるの何百人ものメンバーは、テレグラフ紙がこの問題についての呼びかけを行ってから、[英国旗の有名な三色と、無名だったウェールズのドラゴンの知名度を]同等のものにしようとし始めた。

 彼らの作品は、―あるものはプロ級のマルチカラーのグラフィックであり、またあるものは日本のシンボルを使って「描かれた」ものだったが― 成功作というよりは失敗作だった。

 日本人のアーティストたちは、連合王国のシンボルの背後にある伝統に十分な注意を払わず、コミックブック、すなわち「マンガ」からのキャラクターや、「君を求めている」というキッチナー卿のポーズをとっている眼鏡をかけたスティックフィギュアや、旗が風にたなびくかのように動くカートゥーンのキャラクターさえも描いた。

 もし採用されるようなことがあれば、世界で初めてのインタラクティヴな国旗となるであろうが、伝統主義者は驚愕することだろう。

<画像省略> ルイズ+英国旗+ドラゴン

 別の案は、この問題を逆手にとって、ウェールズの旗に極めて小さなユニオンジャックを加えることを提案し、神話上のドラゴンの両翼の間に座るマンガのプリンセスにこの旗を振らせている。

 明らかに、ウェールズのことならなんでも飛びついてそれをデザインに加えようとしている者もおり、別の日本人アーティストは、斜めに入った赤十字に代わって、四つのニラネギを加えようとした。

 さらに別の参加者は、旗そのものを完全に無くして、「Good Job!」という大文字の印刷字体で書かれたフレーズに置き換えてしまい、悦に入っている。このような提案をする発想がどこからきているのか明らかではない。

<画像省略> Good JobのAA

 英国人が誇りを持っていると多くの人から思われているシンボルを、なぜイギリスは捨てようとしているのか、という点について、2ちゃんねるでは多くの疑問の声が上がっている。

 ネット上でのニックネームがつけられている何百もの書き込みのうちの一つは、イギリスは本気でこの変更計画を進める気でいるのか、と質問している。

 「親愛なる大英帝国の皆様」というメッセージを掲げて、今回の地域対立問題を、イギリスに日本が労働問題についての多少の物事を教えてもらう好機、とみなしている別の書き込みさえある。

<画像省略> ブラッドヴェッセルのAA

 「こんにちは、お元気ですか?私は元気です」とその書き込みは続ける。「日本では、労働者は今やワーキングプア問題のため、会社の奴隷として働かされています。この問題を解決することはすでに不可能です。偉大なる大英帝国の助力によってなんとかしてくれるとしたら、私はとても嬉しいです。ありがとう」

 作品の多くは明らかに何時間もかけて作成されたものであるが、この点以外の、思考のプロセスを推し量ることは非常に難しい。

<画像省略> オプーナのAA

 あるアーティストは、スカバンド、バッド・マナーズのはげ頭の歌手、バスター・ブラッドヴェッセルが、国連やオリンピックでイギリスを代表し、バッキンガム宮殿にその旗がはためくことを望んでいる。

 しかし、一番奇妙な提案は、蝶ネクタイをしてショッピングカートに座る、イギリス人のマークとなるべき猫―あるいはドラゴンかもしれない―に関するものだ。


〜訳、終わり。


蝶ネクタイ?猫?
posted by administrateur at 18:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 変なニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最高に笑いましたw
オブーナさんもついにここまで有名になりましたかw
Posted by at 2007年12月16日 02:19
ひょんなことからイギリスデビューです(笑)。たぶんこの記事を書いた記者さん、オプーナのこと知らないと思いますが(笑)。
Posted by administrateur at 2007年12月17日 00:53
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